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苦しみ

自分の前に新しい世界が開かれようとするとき、

それを本当に受け取る準備ができているかどうかを試すように、

心とからだに、耐えがたいほどの苦痛がやってくるときがある。

自分が最も望まない状況を深く味わうことで、自分が本当に望んでいるものは何なのかに気づかせるために、この苦しみがやってきたのではないかと思うような体験。

深く大きな苦しみ、悲しみの体験は、生き方の軌道修正が必要なときがきたというサイン。

新しい世界に足を踏み出すときがきたというメッセージ。

自分の経験した苦しみが、自分自身を救う道を作ったり、誰かを癒したり、

自分を生かす世界に導いてくれる。

『もどっておいで私の元気!』 (善文社・岡部明美著)より