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”喜びの人生”は開かれた心に入ってくる

開いているかのように見えながら 本当は閉じられている心の扉のいくつか

閉じられた扉の重さだけ 生きることが苦しい

でもいつか 扉を開け放して 新鮮な空気を思いきり水沢なったとき

今までに行ったことがないような場所に向かって 自然に歩きはじめる

あなたのいのちだけが知っている あなたの季節に

まるで導かれているかのように からだが動きだすときがくる

少しずつ ゆっくりと開かれはじめた心の扉から

あたたかな人の息づかいや さわやかな自然の息吹(いぶき)が流れ込んでくる

『もどっておいで私の元気!』 (善文社・岡部明美著)より