私の「ワークショップ」や「個人セッション」「LPL養成講座」に、ここ数年、経営者、経営幹部、ビジネスマンの参加、受講が増えてきました。これは、「私のいのちの願いとミッション」が、「時代の変化」と重なり始めてきたからなのではないかと思われます。

　<私のいのちの願いとミッション>

• 人生のターニング・ポイントに立ち、前に進めなくなっている人の心に寄り添い、その方が「新しい人生の扉」を自ら開けるための内なる旅に帆走し、その人の道を支援、応援すること
• 人生の困難・苦難・試練の下にあるギフトを発見するお手伝い
• 「私に帰る旅」―いのちの痛みを癒して、過去を過去に置いてくる。自分を肯定し、好きなり、本来の自分のいのちのリズム、メロディ、ハーモニー、輝き、可能性を発見するお手伝い
• 一人ひとりが、自分をかけがえのない大切な存在として生きられる世界の創造
• 一人ひとりの人生の夢・天命、使命というビジョン・ミッション探究のお手伝い
• この時代に、この星に、この国に、この私として生まれてきたことを歓びとして感じられる感性の人が増えていくこと、すべての存在は、同じひとつのいのちによって生かされて在ることに目覚める人が増えていくことによって、愛と平和の世界への道が開かれていくこと

　<時代の変化>

• 理性の時代から感性、個性の時代へ
• 競争原理から、共創（共同創造）原理の時代へ
• トップダウン・ボスマネージメントのリーダーシップから、それぞれの個性や能力を引き出して、支援・応援することがリーダーに求められる時代へ
• 相対立するものの統合の時代へ。オルタナティブー新しい選択・第三の道の創造へ
• 価値観や性格や能力の違いを互いに理解し、助け合い、力を合わせて、一つの目的・目標に向かい、共に幸せになり、地域・社会に貢献する組織の創造
• 地球レベルでの大きな意識変革が求められているこの時代を一歩前に進める愛と志の高いリーダーが求められる時代へ
• 世界文明の中心がアメリカから日本へ移行
• 人間のエゴのために自然を破壊してきた時代から、地球環境を守り、すべてのいのちが生かされる共存共栄社会の創造へ

私自身は、かつて、企業＝シンクタンクで取締役主任研究員＆マーケティングプロデューサーとして、市場調査、企画開発、クライアント企業のCI戦略、マーケティング雑誌の取材記者としての社長インタビュー、時代のマクロトレンドとミクロトレンドの関係性の分析などを主な仕事としてやってきました。

それは私にとってとてもやりがいのある仕事でしたので、これこそが私の天職、ライフワークだと思って無我夢中で仕事に取り組み、気がつけば２９歳で取締役になり、NO２のポジションになっていました。

しかし、３０代半ばが近づくにつれて、私はもう、一時の達成感や、つかの間の満足では、満たされない自分を感じていました。外側のキャリアや評価を積めば積むほど、心の中はいつも不安と焦りと怖れ、強迫観念、孤独感、空虚感、葛藤でいっぱいの自分がいることに気づいていました。

今でこそ、それが、「燃え尽き症候群＝バーンアウト」「人生のデッドゾーン」に入ってしまったのだということが理解できますが、当時は無自覚でしたので、ただただ行き詰まり、混乱していました。そして、だんだん慢性的な鬱状態になっていったのです。身体にも実はたくさんのSOSのサインが出ていました。

自分に自信を持ちたくて、自分の価値を感じたくて、幸せになりたくて、一生懸命がんばって成果を作ったり、目標を達成したり、収入を増やしたり、自己実現してきたのに、どうして？　眠れない夜を幾度も重ねました。文字通り、悶々とした日々を生きていました。体だけは生きているけれど、心は死んでいるような状態でした。

３６歳の時、長男出産直後に生死を彷徨う大病（脳腫瘍・水頭症）をした時、私は天から罰を受けたかのような気持ちになったり、自分を被害者のように感じて人生を恨んだり、こんな病気になった自分を責めたりしていました。自分では食べることも歩くこともできない障害者になって初めて、健康であること、自分のやりたいことができる体があること、自分を心から心配してくれる家族や友人がいることがただただ有り難く、本当に大切なことを今まで当たり前のように思って生きてきた自分に気づかされました。

この人生最大の危機と試練を契機に自己探求が始まり、様々なワークショップやセラピー・ボディワーク・内観・瞑想を体験する内に意識の成長と拡張がはじまり、自己概念、人間観、仕事観、人生観、世界観がどんどん変わっていき、気がつけば、本来の私が望んでいた仕事や生活や人生が始まりました。人生最大の悪夢とまで思った出来事が、実は、宇宙（天）からの最大の贈り物だったのです。

私は、「個人」と「組織」に関わる２つの領域でやりたいことがあります。個人に関しては、「個人の方へ」のページをご覧ください。組織に関しては特に、人の人生に深く関わる「企業・医療・教育」の改革を本気でやろうとしているリーダー、自分に関わるすべての人たちと共に幸せになりたい、物心両面において真に豊かな世界を創造したい、この時代を1歩でも前に進めたいと日々努力されているリーダーの「人生の夢」と「存在」そのものを支援、応援していきたいという想いです。リーダーが変わったら、組織は変わります。組織が変わったら、社会が変わります。社会が変われば世界が変わります。

現在、経営者やビジネスマンの方がたくさんワークショップやLPL養成講座に来ていただけるのは、かつて企業で働いていた体験、あの時代に体験した喜びや感動や達成感、反対に、失敗や挫折・後悔や屈辱感、人間関係の対立や葛藤、前に進むことへの怖れ、すべてのことが今の仕事に活かされているからだと感謝しています。