人生の景色が変わる【後編】

人生の景色が変わる【後編】

「地図を読む」と「実際に歩く」の違い

「地図は現地ではない」

これは、アメリカの哲学者・科学者であるアルフレッド・コージブスキーの言葉ですが、この言葉の本質は、「私たちが頭の中で作り上げている『世界(地図)』は、現実の『世界(現地)』そのものではない」ということです。

地図が現地のすべてではないように、私たちの脳も、五感から入ってくる膨大な情報を、独自のフィルターで勝手に取捨選択し、色づけして処理しています。

つまり、私たちは「自分が正しいと思っていること(地図)」を「世界の真実(現地)」だと思い込みがちなのです。

しかし、それはあくまで自分に都合よく描かれた「主観的な解釈」「色メガネ」に過ぎません。

料理のレシピを、雑誌やYouTubeを見ていくら理解しても、実際に調理してみなければ、味も作り方のコツもわからない。

それと同じように、「言葉や概念での理解(頭での理解)」と「実際に体験すること(感じること)」の間には、大きな隔たりがあるのです。

心の学び(地図)と気づきの場(現地)の違い

LPLでは、もちろん心理学の理論、心の構造についての知識、自己変容のための各種の心理療法(サイコセラピー)のやり方、カウンセリングのやり方、健全なコミュニケーションについて学びます。

これらは目的地へ行くための便利な「地図」です。

しかし、LPLは体感と実感からの気づきの場(現地)であることに最も重きをおいています。

それゆえ実際にワークを通して自分の感情が揺さぶられたり、体が反応したり、涙が流れたり、心身がほっとして安心につながったり、ワクワクする感覚が溢れてきたり、といった自分自身につながる感覚があります。

これは「真実を体感する瞬間」なのです。

これが「現地」です。

「地図」をどれだけ詳しく読めても、現地に立ったときの風の冷たさや木々のそよぎ、花の香りは分かりません。

AIは「地図(知識や理論)」を示すことはできても、「現地(体験や真実)」を実感することはできません。

現地を歩く足の痛みや、そこに吹く風の心地良さに「気づく」には、現地でリアルに体験するしかないのです。これはAIにはできません。

LPLは「地図」を配る場所ではなく、あなたを「現地(自分の内側の真実)」に連れていく場なのです。

Published by 岡部明美

心理カウンセラー、セラピスト、研修講師、作家、東海ホリスティック医学振興会顧問 ▼詳しくはこちら