今ここにある幸せや豊かさに手を合わせられる人は、天が必ず応援してくれる

今ここにある幸せや豊かさに手を合わせられる人は、天が必ず応援してくれる

2020年・令和2年という年は、コロナによって社会は一変してしまいました。

今まで当たり前にできていたことができなくなることで、人が(私もまた同様に)本当に大切にしたいものや好きなことや喜びを感じることがなんなのかがはっきりわかりました。

不自由さ、制限をここまで味あわされることで、これまでどれだけ自由に生きられていたのかということを身に染みて感じました。

足元に、日常に、大切なことや豊かさがすでにたくさんあることを再認識した人も多いと思います。

逆境の中で最大限の努力をし続おけていた人もたくさんいらっしゃいます。

令和2年、12月11日に母を見送ったことで、この世にはもう私の親は二人ともいなくなりました。

私をこの世界に生み出してくれて育ててくれたルーツである両親はいなくなったけれど、

不思議なことに、生きていた頃よりもずっと近くに父と母を暖かなエネルギーとして感じられるのです、ただハートに意識を傾けるだけで。

毎年行っていた仕事はほとんどなくなったけれども、お陰でコロナがなかったら多分やろうとも思わなかったYouTube動画配信を始めることができました。

岡部明美ライブトーク第三回のゲストは、伝説の宿と言われる、岡山・百姓屋敷わらのオーナー/料理人)の船越康弘さんです。

船越さんの活動は単なる民宿経営、自然食の料理人をはるかに超えるものであることが対談を通して感じていただけると思います。

船越さんとの対談YouTubeが配信されました。

1時間の対談の中では話されなかった話の中でも私が心に残っている船越康弘さんのお話をブログにしてみました。

 

オープンして半年間は一人もお客さんが来なかった

岡山にある「百姓屋敷わら」の船越康弘さんは、食養生の世界に関心がある方ならご存知の方が多いだろう。

夜はイノシシしか歩いていない岡山の僻地にある宿であるにもかかわらず「百姓屋敷わら」には全国からお客様がやってくる。

しかし、オープンして半年間は一人もお客様が来なかったという。

だが、船越さんは全く諦めなかった。

絶対にうまくいくという根拠なき自信があった。

持続可能な開発目標、持続可能社会の在りようー「SDGs」をもう30年以上も有言実行しているのが「百姓屋敷わら」のオーナーであり、シェフの船越康弘さんだ。

 

心も体も満たされる料理

「わら」の「重ね煮料理」は、本当に美味しい。お野菜だけでこんなに美味しく、お腹いっぱいになる。

心も体も満たされて、癒されて、内側から元気になるお料理だ。

健康にはいいかもしれないけれど、あまり美味しいとは思えない自然食、マクロビ、ビーガンも少なくないなか、

わらの重ね煮をベースにした様々なお料理の美味しさは絶品だ。

 

名人芸レベルのお話の面白さ

そして今や「百姓屋敷わら」には、ドーム型のセミナーハウスもあり、

1日、2客しか泊まれない木作りの贅沢で美しい宿泊施設もある。

ここは「わら倶楽部」という新館。気の流れがよく、とても居心地のいい空間だ。

窓から見える早朝の雲海の美しさは息を飲むような荘厳さで、登る朝日に自然に手を合わせる。

私もこの「百姓屋敷わら」で何度もワークショップをさせていただいた。

「わら」でワークショップをする時は、船越さんが、食事の後に毎回20分ほどお話をしてくださる。

そのお話が、笑いあり、涙あり、眼から鱗の話しありで実に面白いのだ。

船越さんのお話は名人芸のレベルだ。喋り始めた瞬間から聴く者を魅了する。

参加者のみなさんは、「わらでのワークショップは二人のコラボワークショップみたいでお得だ」と言ってくれる。

私が伝えているメッセージと船越さんが伝えているメッセージは、

言葉や表現こそ違うが、根っこの部分で大事にしている哲学が一緒だと参加者の方が言われる。

 

天からの応援がいっぱい来る人

船越さんは、自分が描いた夢やビジョンは全て叶えてきたと言う。

しかし、大事なことは「今を否定して、未来の成功と幸福のために今を頑張るのは違うのです。逆なんです」とはっきり言う。

常に今ここにある豊かや幸せに手を合わせること、

そして自分の夢やビジョンを叶えることが、誰が喜んでくれるものなのか、

誰のお役に立てるものなのかということを常に考えること。

もちろん、誰という「人」だけでなく、「自然環境」との調和も含めて。

エコロジストは環境問題に意識が高い人が多いが、

今目の前にいる夫や妻や子どもとの関係に不調和を起こしている人が少なくない。

家族という最も大切な環境問題に不調和を起こしている人が、

自然環境の問題だけに関心を向けるのは片手落ち。

まずは自分との調和です。自分を好きであること。自分を大切にしていること。自分を信じていること。

「自分をお大切に!」とまず僕は言います。

そういう人が身近な家族、友人、仕事仲間とと仲良くできるし、信頼できるのです。

自分、他者、自然との調和が真の意味での統合です。

船越さんのビジョンに明確な哲学があり、そのビジョンを実現することが、

多くの人の健康や安らぎや喜びにつながるものであるため、

天からの応援がいっぱいくるのだと思う。

船越さんのビジョンは、「第一人称」ではなく「第三人称」

つまり、自分の夢を実現することがそのまま周りの人達への貢献につながることなのだ。

船越さんのメッセージには、欧米型のライフスタイルこそが豊かさなのだと信じて追いかけてきた、

これまでの日本人の価値観やライフスタイルに問いを投げかけている。

これはコロナが今日本人に気づかせようとしていることと同じだなと思う。

目に見えない世界から応援団がいっぱいやってくる人というのは、

船越さんに限らず、この大いなる意図と愛と志と行動力が半端ないのだ。

 

石にかじりついてでも自分と過去は否定しない!

船越さんの話しで心に残っている言葉がある。

『石にかじりついても、自分と過去は否定しない。自己否定と自分の人生の否定からは、決して明るい未来はやってこない』

『何の為に人は生まれてくるのか?人は幸せになるために生まれてきた。愛を学ぶために生まれてきた。この世界を少しでも良い世界にするために生まれてきた』

『当たり前の日常のささやかなことや、食べ物や、食べ物を作ってくれる人に感謝する。感謝の反対の言葉は当たり前』

『幸せに生きている人はみな目の前にある幸せ、足元にすでにたくさんある幸せに感謝しながら生きている』

『人が人として幸せになるためには、ぶれることない食べ物に対する接し方が大事』

『私たちの体は全て自分が食ものでできているが、その食べ物の質を上げ、命の質をあげること』

 

私たちはすでに生きろと食べ物を与えられている

『この食べ物が、私たちのからだの中に入って、自他共にお役に立ちますようにと祈りながらわらの料理を作らせていただいています』

『私たちは、食べ物を通して天から生きることをゆるされているのです。どんなにつらいことや苦しいことがあっても、天はあなたが生きていくために必要な食べ物を自然という形で野菜もキノコも魚介類も無条件に与えてくださっているのですから』

『私たちはすでに生きろと食べ物を与えられているということです』

『自然食とは、進化の過程で勝ち得た食性。日本人には日本の伝統的な食事が一番合っている。身土不二、一物全体』

『食べ物を食べられるのは、この土があって、この下に流れている水があって、そして空気、太陽があるから。だから環境を汚さない。緑豊かな地球を子孫に遺すことが今生きている大人たちのやるべきこと』

『無理な殺生はしない。自然環境を汚染する合成洗剤は使わない』

『自然の摂理こそが生命の法則。自然を破壊して人間が幸せに生きられるわけがないのです』

『自然を大切にするということは、自分を大切にするということです。私たちは皆この自然とひとつらなりの命なのですから』

 

生まれたことも奇跡。生きていることも奇跡。出逢いも奇跡。

『大いなる自然、目に見えない自然「サムシング.グレート」によって食べ物が与えられ、私たちは生かされている。自分が生きているなんてとんでもない』

『生まれたことも奇跡。生きてる事も奇跡。目の前に食べ物があることだってどれほどの奇跡かということ。人と人の出会いもまた奇跡以外の何ものでもない』

『存在、環境、自然、食、命は全てが元々繋がっている。多くの命、地球の命をいただいていて、我々人間は生きている、生かされている』

『あなたが生きているのは、地球にとって、世界にとって必要があるから』

『あなたが与えたものが、あなたに与えられるもの。あなたに与えられたものが、あなたが与えるべきこと』

『あなたは、人を幸せにできること、社会に貢献できるものを持って生まれている。人はみな、なんらかのお役目をいただいてこの世に生まれてきた』

船越さんがお客様に伝えていること、体験してもらっていることは

表現の仕方が違うだけで、私が本に書いてきたことや、

ワークショップやLPLで伝えていること、とてもよく似ていると思う。

波長の合う人や志の方向性が同じ人とはこうやって必ず出会わせる。

天の計らい、宇宙の意図とは何かということが最もわかるのは、

自分の人生に起きてきた苦しい出来事が、実は大いなる存在からの贈り物であったことに気づいた時だ。

不思議なシンクロが続いて、この出逢いは偶然ではない、必然だったのだと心の底から思えて感謝の気持ちが込み上げてきた時も同じだ。

人生の目的やミッションというのは、常にあなたに見つけてもらえることを待っている。

 


【あけみちゃんねる】
は現在、月に1回、“徹子の部屋”風に毎回ゲストを招いての「ライブトーク」(1時間)と

『もどっておいで私の元気!」(善文社)の「朗読YouTube・詩と音楽と映像のシンフォニー』(約4分)の2本立てのチャンネルです。

多くの方にチャンネル登録していただきありがとうございます。

●岡部明美ライブトーク第三回
ゲスト:船越康弘(岡山・百姓屋敷わらオーナー/料理人)

 

●朗読YouTube「詩と音楽と映像のシンフォニー」
タイトル:苦しみ〜愛しきものへ〜


岡部明美《個人セッション・ワークショップ・LPL養成講座情報》

【2021年の予定】

●ワークショップ・LPL養成講座

http://www.okabeakemi.com

●個人セッション

2020年11月から個人セッションを再開しましたが対面のみです。オンラインではやっておりません。

オンラインでの個人セッションをご希望の方は、岡部明美のHPの個人セッションのページをご覧ください。

LPL認定セラピストでオンラインの個人セッションをしている人をご紹介していますので直接ご依頼ください。

オンライン個人セッション可能な認定セラピスト紹介ページ

 


書籍&CDのお知らせ

 

●拙著2冊以上をご希望される方は、定価の2割引き、郵送費当方負担でお送りいたします。

●お申込み(お名前・ご住所・電話・メルアド・本のタイトル・冊数を書いて下記にお送りください)

3daysbook@okabeakemi.com

 

『私に帰る旅』
(学芸みらい社)


角川学芸出版から刊行された本書が、
装幀も新たに学芸みらい社から刊行されました。
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『約束された道』
(学芸みらい社)


2017年6月刊行と同時に増刷。
2018年4月第3刷決定。
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『もどっておいで私の元気!』
( 善文社)


1996年5月刊行から24年間のロングセラー。第12刷。
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『いのちの花』
(CD)


¥2,000
CDは講演会、ワークショップ等で販売しています。必要な方は、Facebookのメッセンジャーにご連絡下さい。

 

投稿者プロフィール

岡部明美
岡部明美
心理カウンセラー、セラピスト、研修講師、作家、東海ホリスティック医学振興会顧問
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