自分が何かを好きだと思う時、世界全体が居場所になる

自分が何かを好きだと思う時、世界全体が居場所になる


ここ数年、沖縄離島巡りを楽しんでいます。

これまで西表島、竹富島、石垣島、宮古島に行きました。

それぞれの島が独自のエネルギーを持ち、個性の豊かな沖縄の離島になぜか心が惹かれるのです。

今年は、世界屈指の透明度を誇るケラマブルーで有名な

慶良間諸島と沖縄本土の読谷村で、とても素晴らしい時間を過ごしました。

沖縄の旅で読もうと数冊の本をバックに入れました。

行きの飛行機で読んだ本には、この旅にふさわしいフレーズがいっぱいありました。

自由の感覚を満喫できる旅が好きですが、

生き方そのもののベースに自由がある人の在り方が好きです。

 

座間味島の唐馬ビーチは穴場。静かで美しいビーチです。

居場所は、地球

私に拠点はない。

定住する居場所もない。

サーフィンしている時は、

「海が俺の居場所だ」と思う。

日光浴をしている時は、

「太陽の下が俺の居場所だ」
と思う。

野営をしている時は

「地球全体が俺の居場所だ」
と思う。

要するに、自分が何かを好きだと思う時、

世界全体が居場所になる。

居場所とは、場所ではない。

人間だ。

何かを愛する自分の「心」だ。

『やりたいことをやるために、好きなことを好きだと言うために、僕らは生まれてきたんだ』
(坂爪圭吾/KADOKAWA)より

 

ケラマブルーの海は眺めていても潜ってもあまりに美しい世界でした

人生のグレート・リセット

月刊50万PVを誇る伝説のブログ「いばや通信」の坂爪圭吾さんの新刊の最初に書いてあった言葉です。

この自由の感覚、透明度の高い言葉がとてもいいなぁと思いました。

坂爪さんのブログの読者の方は、同調圧力がとても強い日本社会で生きていくことの生きづらさ、

自分が自分として生きると「変人」」「変わり者」扱いされてきたという人や、

「自分らしく生きたい!」と心から思っている人が多いのではないでしょうか。

「もう人に合わせるのはイヤ」

「人の期待に応える人生はもう疲れた」

「上の言いなりになるような働き方はもういやだ」

という人が最近増えています。

「ベキ・ネバ」のいい子、優等生、善人面人生をやってきたけれど、

もうこんな窮屈でつまらん人生はいいかがげんウンザリだ!

とはっきりおっしゃる方もいます。

つまりは、

「人生をグレート・リセットしたい」

という方々です。そういう方がクライアント、受講生さんとしていらしゃるケースがこの10年くらい増えています。

人からなんと言われようと、どう思われようと本当の自分を生きたいんだ!

と思っている人には、坂爪圭吾さんのメッセージには、「共感覚満載」だと思います。

最近読んでおおいに共感した

『同調圧力〜日本社会はなぜ息苦しいのか』(鴻上尚史・佐藤直樹対談)

と坂爪圭吾さんの新刊を合わせて読むと、

価値観の大転換を迎えている今の時代への大切なメッセージを汲み取ることができると思います。

 

野生児に帰る旅

今回の沖縄の旅のテーマは、

「野生児に帰る旅」です。

私は常々、身体感覚や感受性が鈍麻して、左脳肥大症になっている現代人に必要なのは、

からだの野生を取り戻し、

子どもの頃には誰もがもっていた感性の豊かさや、内面の繊細さを思い出し、

自然と調和した生き方の心地よさを身体感覚の心地よさと共に思い出していくことだと思っています。

これらは生きる力そのものであり、いのちがキラキラと輝く生き方なのだと思います。

都会に住んでいるからこそ、私は意識的に自然に触れる時間を大切にしています。

 

浜辺で瞑想した後に月の光のムーンリバーに佇む長島貴子さん

神秘的なものに目を見張る感性

こどもたちへの一番大切な贈り物一

美しいもの、未知なるもの、神秘的なものに目を見張る感性ー

「センス・オブ・ワンダー」を育むために

子どもと一緒に自然を探検し、発見の喜びに胸をときめかせる。

レイチェル・カーソンの 「センス・オブ・ワンダー」(新潮社)という本の帯に書いてある言葉です。

『センス・オブ・ワンダー』
なんと美しい言葉の響きでしょう。

レイチェル・カーソンは、世界の歴史を変えた1冊と言われる「沈黙の春」の著者です。

「沈黙の春」は、地球環境汚染の実態を世に先駆けて告発した本で世界的ベストセラーとして有名です。

その彼女の最後の著作が『センス・オブ・ワンダー』です。

まるで絵本のような雰囲気の本で、文章も優しくて、所々に入っている写真も美しい。

 

龍神の通り道で手を合わせていたら不思議な光が写真に写っていた

世界を愛すること、自分を愛すること

海洋生物学者であるレイチェル・カーソンは、この本の中でこんなことも言っています。

科学者がしなければならないのは、

世界を愛することだ。

理解する前に自然界を愛することが最もたいせつなのだ。

もしもわたしが、すべての子供の成長を見守る善良な妖精に話しかける力をもっているとしたら、

世界中の子供に、生涯消えることのない

「センス・オブ・ワンダー」=神秘さや不思議さに目を見はる感性を授けてほしいとたのむでしょう。

「センス オブ ワンダー」は、私が最も大切にしている純粋感性です。

これから時代が大きく変わっていくけれど、

この感性が大きなうねりになって社会が変わっていくことを切に願っているのです。

大人になって日々の仕事に追われている内に見失っていった自分自身の大切なかけらや

置き去りにしてきた自分、ないがしろにしてきた自分のかけらに出会い、

その自分=ミッシングパートが生きられる場や、

その自分を表現していく場を自分に許可すると自分らしい人生が始まります。

自己探究とは、私という自然に回帰していくことです。

私という存在へのワンダーと

大自然へのワンダーは同じ道なのです。

 

暮らし方そのものがSDGs

この数年、「SDGs」という言葉がよく聞かれるようになり、私もこのブログで何回か書いています。

誰ひとり置き去りにしない〜What are the SDGs? 〜

本来の日本は「サスティナブル」な社会だった

今回の沖縄の旅では敢えて「SDGs」などという言葉を使わずとも、

暮らしの中で、ライフスタイルそのものが持続可能な社会を創造している沖縄在住の仲間と

とても豊かな会話ができ、素晴らしい生き方に触れさせていただきました。

 

吉岡攝子さん作、沖縄の薬草を使ったオイル

 

3つのホテルはそれぞれ良かった

以下は今回の沖縄の旅で泊まったホテルやおすすめの食べ物屋さんや見所ポイントです。

ケラマビーチホテル

 

ホテル日航アリビラ

 

星のや

読谷に行ったらこのお店は外せない

沖縄料理 島やさい食堂てぃーあんだ

 

 

久高島と同様、神の島と呼ばれる浜比嘉島

海中道路から浜比嘉島と宮城島へ行きました。

浜比嘉島は久高島と並んで神様の島と言われているところで、

昔ながらの沖縄の街並みが残っているのどかな島です。

 

ガジュマルの樹がすごいパワー

巨大なガジュマルの木やほとんど人が来ない天然ビーチなど沖縄の自然を感じる旅になりました。

 

なぜか涙さえ溢れてきた座喜味城跡

 

美しい海に癒される

 

 

 

【関連ブログ】

宮古島・沖縄〜旅の徒然つれづれ

 

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第一回目の「存在」はこちら。

 


 

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心理カウンセラー、セラピスト、研修講師、作家、東海ホリスティック医学振興会顧問
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