「魂の目的」ーあるいは、それぞれの「魂の物語」

「魂の目的」ーあるいは、それぞれの「魂の物語」

 

”永遠の旅の途上”で巡り会った私とあなた

人生は、川の流れにたとえられることが多いけれど本当にそうだなあと思う。

名前の付いた川は、いつしか境界のない全体がひとつである海に還る。

川は海に辿り着いた時には名前(私)が消える。

でも、川の名前は消えても、一滴の雨水、一片の雪からなる川の水すべては、海という全体の中に溶けて一緒に生きているのだ。

川も海も雲も空も星も花も人間も、本当は全部がひとつにつながっている。

大いなる生命の流れの中で、個々の生は、姿形を変えながら、この現象の世界に現われ、たくさんの感動の体験と人生の学びをした後、再びいのちの故郷に帰ってゆく。

こうした”永遠の旅の途上”で巡り会った私とあなた。

私の人生の物語に関わってくれた無数のあなた。

それぞれの場所で、それぞれの時間を生きてきたあなたと私が、人生のある時点でふと出会う。

まるでこうして出会うことを「約束」し合っていたかのように。

互いが歩んできたとの一歩が欠けても、亙いか体験してきたとの喜ぴ、悲しみが欠けても、決して出会うことはなかったあなたと私。

 

 

出会いの奇跡、人生の奥深さ

いにしえの魂の邂逅....。

遠い遠い昔、きっと一緒に生きていた時代があったのだろう。

だから、こんなにも複雑にからまりあった生の糸を解きほぐしながらも、私たちの魂は、互いに出会うことを決してあきらめなかったのだ。

「あなたに会えて良かった」と心から思える人に出会えた時に、過去の痛みも悲しみも”生の喜ぴと祝福”に変わる。

それを体験しなかったら、そこを通り抜けてこなかったら、

決して私たちは出会うことはなかったのだと思うと、

互いが歩んで来たすべての道のりが、なんてかけがえのない体験だったの忙ろうと思う。

そんな人に出会うたびに、私の人生に起きた出来事に何ーつ無駄なことなんかなかったと思える。

なんという出会いの奇跡、人生の奥深さだろう。

『約束された道』(岡部明美著・学芸みらい社)より

 

 

魂の目的は思い出すもの

これは『約束された道』(学芸みらい社)のエピローグで書いた文章だが、

私自身の仕事の底辺にあるのはずっと変わらずにこの想いであることを改めて思う。

この世に生還できた時から、私の関心は、以前とは全く変わってしまったのだ。

もう一度いただいたこのいのちをどう使うか、何に使うか。そればかりを考えるようになった。

つまり、私自身の魂の目的だ。

そして今はこう思う。魂の目的は見つけるものではなく、思い出すものだということ。

あるいは、目的自体が発見されることを願っているとも言える。

 

魂のウエィクアップコールが鳴る

今、地球レベルで本当に大きな変革の時を迎えている。

日本の社会も地殻変動を起こしながら、あらゆるものが古い秩序から新しい秩序に向かって動き出している。

時代の意識は、個人の意識の在り様にも大きな影響を与えている。

「これまでの自分」「今までの自分」から、

「新しい自分」「本来の自分」「自己の本質」に目覚める時が来た時は、

「魂のウエィクアップコール」が鳴る。

神話学者のジョーゼフ・キャンベルはそれを、

「電話のベルが鳴るようだ」

と表現しているが、その通りだと思う。

 

小さな自分を超えたより大きな存在からの声

受話器を取らずに無視しているとある日ハンマーで殴られるような出来事が起きてくる、とジョーゼフ・キャンベルは言う。

私も実際、ハンマーで殴られるような出来事が起きた。

「命」という字は、「人が一回叩かれる」と書くが、私は眠りが深かったので何回も叩かれた。

ものすごく痛かった。体も心も。

でも、その後、恐る恐る受話器を取ってみた。

電車のベルが鳴り、受話器を取るというのは、自分の内側に意識を向けなさいということだ。

私たちの意識はほとんど外側を向いている。

外側(他人や状況)を変えることにエネルギーのほとんどを費やしていると言ってもいいだろう。

電話のベルの内容は人によって様々だが、

人生の「苦しみ」「悲しみや嘆き」や「厄介なこと」「長いこと引きずっている忸怩たる思い」として、人生に今起きていることを示す。

その原因を人のせい、誰かのせいにせず、自分の内側に在るものに目を向けてごらん、

そして小さな自分を超えたより大きな存在からの声に耳を傾けなさいというメッセージだ。

受話器を取った後から始まる新しい人生、新しい道がある。

ジョーゼフ・キャンベルの本「英雄の旅」、それをベースにして作られた映画「ヒーローズ・ジャーニー」は、

私たちの人生の旅の冒険を見事に表している。

 

 

 

運命から呼び出される

「冒険への誘いは、英雄が運命から呼び出されたことを意味する」

まさに、電話が鳴るようだとジョーゼフ・キャンベルはいいます。

電話に出ると、今いるところから出て、自分の旅を始めるよう求められます。

電話を無視していると、いつかハンマーのようなカタチで受け取ることになります。

次のバージョンへ移行するためには、旅立たなければいけないのです。

 

 

分かち合う体験の深さこそが宝物

物語とは他の人々を同じような旅に誘う招待状。

ドラゴンを倒すことではなく、

体験という旅の本質を持ち帰り、分かち合うこと。

人生そのものが物語で、誰かの人生を変える。

それが神話の登場人物たちがやっていることです。

自分の内側に次のステップを持っている。

あなたがやるべき事は次のステップに進むことなのです。

 

 

私たちが持っている最大の怖れ

ドラゴンとは、私たちが持っている最大の怖れです。

怖れから逃げるのではなく、立ち向かい、

自分の怖れを見ることができれば、怖れの終焉が確実になる。

外側にあるものは内側の投影で怪物を創り出す。

すべては内側にある。

怖れに向き合い、成長して乗り越えることで力を得るのです。

 

 

自分の至福を信頼する時

誰もが深い才能を持っています。

自分の才能を見つけていないから、自分には何も才能が無いと思ってしまう。

気になっているのに、一度も試したことが無いことがあれば、それをやってみる。

あなたが真に一歩前進し、自分の至福を信頼する時、

目に見えない力があなたの信頼の一歩に合わせて、

すべての物語の帳尻を合わせてくれます。

可能性を伸ばす中に、本当のあなたがいる。

「英雄の旅」より

 

 

癒しと問題解決で終わってはもったいない

心理カウンセラーやセラピストを生業としていると、

「癒し」と「人生の問題解決」がメインの仕事と思われるけれど、それらは私の仕事の一部でしかない。

大切な一部だが、癒しと問題解決だけで人生が終わってしまってはもったいない。

それだけ大変な人生を生き抜いてきたのだから、

その深い心の痛みを人生の肥やしにしようよという想いがある。

生きづらさを抱えている人や、心の深い痛みを抱えて自分の人生を生きられない人達へのサポートはもちろん精一杯やらせていただいているが、

私はその過去の大きな心の痛みを人生のギフト、天命、使命につながる1本の絹糸として発見できる場を作っている。

人生のターニングポイントに立っている人や、

人生の崖っぷちステージに立っている人や、

本当の自分の人生を生きたいと思っている人のサポートをさせていただけることは私のいのちの歓びだ。

人生に行き詰まりを感じている人が、

過去を過去に置いて、自分が本当に生きたかった人生に歩み出せる場を私は作りたかった。

自分の「いのちの使いどころ」と「道」を探究したいという人のサポートをしたいと思って歩み出したのだった。

22年もその場作りをしてきたわけだが、

ずっと研究してきたことは、人はどうやって自分の道を見つけていったらいいのだろうという問いだった。

それについては過去ブログ「人生の暗号解読の鍵」でも少し触れている。

人生の暗号解読の鍵

第14期LPL養成講座

 


岡部明美ワークショップのお知らせ

湯河原ワークショップは満席になりました。

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2019年11月29日(金)~12月1日(日)

湯河原リトリートご縁の杜

◆お問い合わせ、お申し込み

神奈川県・湯河原3dayワークショップ

 


 

 

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「ワークショップ」「個人セッション」「LPL養成講座」の情報はこちらをご覧ください。

http://www.okabeakemi.com

 


書籍&CDのお知らせ

 

『私に帰る旅』
(学芸みらい社)


角川学芸出版から刊行された本書が、
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『約束された道』
(学芸みらい社)


2017年6月刊行と同時に増刷。
2018年4月第3刷決定。
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『もどっておいで私の元気!』
( 善文社)


1996年5月刊行から22年間のロングセラー。第12刷。
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『いのちの花』
(CD)


¥2,000
CDは講演会、ワークショップ等で販売しています。必要な方は、Facebookのメッセンジャーにご連絡下さい。

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岡部明美
岡部明美
心理カウンセラー、セラピスト、研修講師、作家、東海ホリスティック医学振興会顧問
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