断食っていいの? 「体の浄化」と「心の浄化」

断食っていいの? 「体の浄化」と「心の浄化」

 

真鶴岬の三ツ石

先週末、湯河原「ご縁の杜」で2泊3日のサトケンさんこと佐藤研一さんの「断食デトックス合宿」に参加してきました。

断食は腸の大掃除をしてくれて、血液を浄化し、腸内細菌叢のバランスをとり、免疫力を上げます。

体質改善にはすごくいいです。減量はもちろん、肌もきれいになり、意識もクリアになり、集中力も上がります。それは宿便が落ちるからです。

コロナ禍、メディアはどこも三密を避けること、マスク、手洗い、うがいのことばかりを言い、

個人の免疫力を上げていくことの大切さを政府も医療界もどこも伝えないのが、私的には合点がいきませんでした。

免疫力を高く保つことが何よりの予防医学なのですから。

 

断食は遺伝子がスイッチオンになる

免疫力を上げるのに断食やファスティングは有効です。

24時間、食を制限すると体はブドウ糖を使い果たし、遺伝子がスイッチオンになります。

そうすると体はケトン体を使い始め、細胞を修正し始めるのです。

今、日本人は平均で年間約3キロの防腐剤をはじめとする化学物質を摂取していると言われています。

それだけではありません、携帯電話の登場で地球上は電磁波のノイズだらけになりました。

昔は誰もが綺麗な大自然の波動を受けていました。

四季折々の自然界の波動、太陽の波動、月の波動、その月の引力による潮の満ち引きの波動など。

現代では邪気=波動のノイズを誰もが体内に入れるようになってしまいました。

それがタール系色素(石油汁)、食品添加物、人工甘味料、グルタミン酸ナトリウム(うま味調味料)、トランス脂肪酸、

HFCS(果糖ブドウ糖液)、遺伝子組み換え食品、合成ホルモン、農薬、抗生物質などの自然界にはない化学物質です。

それらが、うまく排出されずに腸のヒダの部分に付着していて宿便となります。

 

サトケンさんとご縁の杜を経営する深澤里奈子さん

本来の自分に還る

西洋医学は認めていないようですが、千島学説では、腸で血液が造られているという学説を唱え、有識者でこの説を推す人は最近は増えているようです。

坐禅断食を日本でポピュラーに広げたのは、ラダックで修行した臨済宗の禅僧である野口法蔵さんです。

最近は西洋医学の医師も坐禅断食に参加してエビデンスを取り始めているようです。

かつて西洋医学では断食で宿便が落ちるという理論を否定していました。

しかし、平成28年度の医療費が41.3兆円、

この10年で10兆円増しの日本において

過去の西洋医学の考え方だけでは到底対処でいない時代になっています。

坐禅は、自律神経を整える役割もしてくれます。

サトケン(佐藤研一)さんは、かつてIT系の大手広告代理店の役員を務めており、

そこから自らのライフスタイルを変え、

「本来の自分に還る」をコンセプトに「心・食・健・美」を中心に活動しています。

「本来の自分に還る」というのは、私と想うところが一緒なので、

サトケンさんのフレンドリーな雰囲気と合わせてとても心地よい場のエネルギーでした。

 

心の浄化と体の浄化は両方大切

私と断食の出会いは、27年ほど前になります。

当時私は脳腫瘍が再発しており、免疫力を高めるための様々な療法に取り組んでいました。

自分の在り方、生き方を見直し、本来の自分を取り戻すために癒しと気づきのワークショップなどにもたくさん参加していました。

坐禅や瞑想合宿などにもあししげく通っていました。

そんな日々を過ごしているときに後にビジネスパートナーとなるMさんに「賢治の学校」というワークショップで出会うのです。

Mさんは某国立大学の農学部の先生で、断食や瞑想や自然療法の指導もされている方でした。

Mさんと意気投合した私はいろいろと自分の状況を話しました。

するとMさんはこう言ったのです。

「とてもいいプロセスを歩んで来たと思うけれど、 ちょっと心の方に傾き過ぎていないかな。

自分を見つめ直すことは大事たけれど、 からだの世話がちょっと疎かになっている気がする。

心の浄化とからだの浄化は同じくらい大事だと思うよ。

まだ脳の中の小さな影が消えていないのなら、一度、大阪の甲田光雄先生の所に行ってくるといい。

僕が甲田先生に伝えておくからと。

 

私にはとても無理!

私は、 甲田光雄先生の 『現代医学の盲点をつく〜これで病を防げ』 (西会本部)は読んでいたけれど、

こんな苦行のような治療法、修行僧にでもなったかのような療法は私にはとても無理と思っていた。

それに甲田医院は難病患者の巣窟みたいなところらしく、

西洋医学で匙をなげられた患者たちが全国からやってくるということを患者仲間から聞いていたのだ。

しかし、 なぜまた 「賢治の学校」 に来て、 甲田光雄先生のお弟子さんの人に出会い、

あんなに「私には無理!」と思っていた甲田療法を勧められたのだろうか。

しかし、きっとこれもご縁なのだろうと思い、大阪の八尾市にある甲田医院に行くことにしたのだった。

甲田先生は、 意識のクリアな仙人のような先生だった。

大阪大学医学部を卒業して医師になるが、自分の病気が西洋医学では治らず、

現代西洋医学の限界がどこにあるのかを長年徹底的に研究されたのだと言う。

そして、後に世界中の健康法を研究して歩いた西勝造先生の西式健康法と合わせた「西式甲田療法」を開発されたのだ。

 

パジャマ姿の人がいない病院

甲田医院に入院している患者でパジャマ姿の人はひとりもいない。

みんなジャージ姿だ。おそらく世界中の病院を探しても、

患者がこんなに朝から晩まで忙しくしているところはないと思う。

べッドに一日中寝ている人などいないのだ。

西式甲田療法はとにかくやることがいっぱいあるので、寝ている暇などない。

治療がまるで修行プログラムのようだ。

プログラムは、すべてがからだのバランス機能を回復し、

血液を浄化し、免疫力を上げることを目的としたものだ。

まずは、西式の運動療法。

金魚運動(背骨のズレを整える)

毛管運動(血液を全身にくまなく循環させる)

合掌合蹠運動(骨盤の矯正)をコースで一日に三回。

これがもうむ ちゃくちゃ苦しい 。

でもやったあとの爽快感、深い探いリラクゼーションはたまらなく心地よかった。

そして、温冷浴。

水とお湯に一分ずつ交互に入る。

水風呂がない場合は水シャワーを一分浴びた後、熱い風呂に一分。

水、お湯、水、お湯の順番。

水五回、お湯四回。

水で始まり水で終える。

これは自律神経の働きを整え、皮膚呼吸を活発にし、皮膚を鍛え、血液の循環をよくするために行なう。

 

病院というより「僧院」か「ジム」のよう

次は、裸療法だ。

それぞれ自分の部屋で下着だけになり体に毛布をかける。

窓をあけてきれいな空気を入れる。

テープを聴きながら毛布をかけたり、裸になったりを繰り返す。

裸の時には西式の運動療法をやって体を動かし、毛布を着ている時には安静にする。

私は安静時が瞑想タイムだった。

裸療法の目的は、温冷浴と基本的には同じ。

それから、般若心経を唱えながら、40分間正座しての「合掌行」

これがまたへビーだった。

足が痺れて、とても40分は無理。

20分が限界だった。

自主的に筋トレやスクワットをやっている人たちもいる。

いったいここは本当に病院か ?

どう見ても「僧院」か「ジム」ようだった。

 

食べ物への感謝が自然に溢れてくる

私が一番つらかったのが青汁だ。

土の中の根菜類(人参、山芋、大根、かぶらなど)と、

土の上の葉もの(キャベツ、パセリ、ほうれんそう、小松菜など)を五種類以上合わせてミキサーにかけ、

青汁の葉というよりは青泥の状態のものを朝晩二回飲むのだ。

私は、「ギエー」とか「ギャオー 」と吠えたり、吐きそうになりながらこれを飲んだ。

なんだか、子どもの頃に野菜をあまり食べなかった罰でも受けているようだった。

でも、甲田先生から「土の上の葉っばから天のエネルギーをいただき、

土の中の根から地のエネルギーをいただいて、からだが元気になっていくんだから、感謝して飲むんだよ」と言われ、

野菜たちから復讐を受けているみたい、なんて思った自分を反省した。

そして一日に二回、昆布としいたけで出汁をとったすまし汁をいただく。

勿論、具は入っていない。

で も、そのすまし汁が涙が出るほどおいしいのだ。

青泥二杯とすまし汁二杯生活がずっと続く。

でも肚を決めてきたので思ったよりやれる。

いくら「食べ物に感謝して食べなさい」と言われても、この飽食の時代に食べ物に感謝して食べるなんていうのは、なかなかできることではない。

でも断食をすると、たった一杯のすまし汁にも心から感謝の気持ちがこみあげてくる。

食べられることの有り難さ、食べられるものがあることの有り難さ。

 

体の野生がもどってくる

甲田先生は、

「断食をすると免疫力が上がるたけでなく、五感の感覚が鋭くなり、からだの野生が戻り、

感性が研ぎ澄まされ、からだを養ってくれている食べ物の感謝の気持ちが湧いてくるよ」

と言っていたが、やってみるとその意味がよくわかった。

とくに、嗅覚、味覚がシャープになっていくのははっきり感じた。

それに実感として、これだけ食べ物がからだに入ってこなければ、錆び付いて眠りほうけていた細胞たちが目を覚まし、

生きる方向に力を合わせて働きだすというのはよくわかる。

からだが目を覚ますというのは、まさに免疫力、自己治癒カ(自然治癒カ)が高まっていくということなのだ。

甲田先生は言う。

「現代人は、自分の身体が毎日食べている物でできているという自覚がない。

そしてみんな食べ過ぎです。

過食の恐ろしさを知らな過ぎます。

白砂糖の害も知らな過ぎる。

病気になると、みんなからだにいいといわれるものを”入れる”ことばかりやるでしよう。

でも本当は、入れることより、まず悪いものを”出す”ことの方が先決。

からだの毒素、老廃物、宿便を出すためには断食が一 番なんです。

断食は体質改善の妙法。

病気は腸から治せ。

断食でとにかく腸の大掃除をして血液をきれいにする。

そして腸内細菌叢のバランスをとる。

でも、水だけの本断食はすごく苦しいし、リバウンドでものすごく食べちゃうこともあるから、

ゆるやかな半断食を定期的にやって、少食に慣れていくことが大事。

少食こそが健康の原点です」

 

今求められているのは文明の医者

私が甲田先生に 「先生、 手術もお薬も出さずに患者さんが治っていくのはすごいし、 驚きなのですが、

病院を運営されていくのは大変ですよね」と聞いたら、 甲田先生は、

「甲田医院を見たらわかるやろう? うちは日本一貧乏な病院や。

当たり前の話で、手術はしない、薬はださないわけだから。

しかし、 これ以外のことを私はするつもりはない。

自分の家族には農薬のかかっていない野菜や果物やお茶を使い、

消費者には農薬だらけの農産物を売る人たちがたくさんおる。

自分や自分の家族には抗がん剤治療はしないが患者には使うという医者もおる。

これはおかしいやろう、どう考えても。

現代西洋医学も産業社会も消費社会ももう大きく変わっていかないとあかんのです。

今、本当に求められているのは文明の医者なんだ」

 

あなたを最後まで見捨てない

「うちでは、西洋医学で匙を投げられた患者さんたちが治っていく。

でも私が治すのではない。

私は、これやっていたら免疫が上がるよというものを伝えているだけで、やるのは患者さん。

たから、うちでは患者さんがえらい。

医者である私じゃない。

もちろん全員が治るわけではない。

人には天寿といって天が定めた寿命がある。

病気であろうとなかろうと人は全員必ず何かで死ぬんです」

「でも、いくら余命宣告されても、完治はしない病気だと言われても、

人は最後の最後まであきらめたくないんです。

生きたいものなのです。

治したいものなのです。

それが人間です。

希望がなかったら人は生きてゆけません。

担当の医師に治りませんとか、治った前例がありませんとか、

余命何ヶ月と言われて絶望の目をしてうちに駆け込んでくる患者さんがいつばいおる。

だから、僕は、最初に言うんです。

よっしや、治そうな。

一緒にがんばるかって」

私も甲田先生に最初に言われたのだ。

「よっしや、治そうな。 一緒にがんばるか?」と。

瞬間、涙が出た。

病気を治すのは患者さん自身と言いながら、

この言葉は、「僕はあなたを最後まで絶対見捨てないよ」という愛の言葉ではないか。

甲田先生は敬虔な仏教徒でもあるが、仏教の言葉で言えば、これは慈悲の言葉なのだと思う。

甲田先生は、「最後は祈りしかないんやけどな」ともおっしやっていた。

断食療法の世界的権威・甲田光雄先生

2008年8月12日永眠・享年84歳。お亡くなりになる前日の最後のお言葉は「大自然のように、、、」だったそうです。

・心の浄化の大切さについて書いた過去ブログ

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