未来はいつだって、今の写し絵だから

未来はいつだって、今の写し絵だから

 

 

私たちが生きているこの世界は、本当にパラドックス(矛盾、逆説的)だ。

人はみな、幸せになりたいというけれど、不幸というものがどんなものがわからなかったら、何が幸せなのかはわからないわけだし、

傷つけあい、憎しみあうことのつらさを全く知らずして、

愛の喜び、愛の至福感を味わうことはできないのだから。

 

 

永遠の夢の狩人

 

自分が本当にほしいもの、体験したいことを味わうためには、

その反対側のものを体験しなければ、それを、それとして認識できないというこの世のパラドックス。

同様に、人は人生に夢を見ることでワクワク生きられるわけだけれど、

夢は叶ってしまったら、それはもう夢ではなくなるという、この世のもうひとつのパラドックス。

手に入れてしまった夢は、もはや日常に、当たり前になってしまい、ワクワク感は次第に薄れていく。

恋愛と同じだ。そして、人はまた次の夢、次の人を追いかける。永遠の夢の狩人。

 

 

エゴの欲望にはキリがない

 

夢というものが、現実への満たされぬ思いの補償行為として追いかけられるものである限り、

人は一生満たされることはないのだと思う。

エゴの欲望には切りがないからだ。

もっともっとと追いかけてみても、決して満たされる地点には辿りつけないのがエゴの欲望のカラクリだから。

「ない」「足りない」

という欠乏、不足不満感を原動力に自分の欲望だけを満たす生き方はいつか限界が来る。

 

 

人は自分が執着しているものに支配される

 

幸せの源泉を外の世界だけに求めている限り、

その求めている対象そのものに依存してしまうので、

結果としてその対象に支配されてしまうことになる。

人は、自分が執着しているものに支配、コントロールされるのだ。

お金に執着している人は、お金のことでいつも振り回されている。

特定の誰かに執着している人は、その対象の一挙手一投足に振り回される。

自分の幸不幸が相手の言動、態度にいつも影響され続けている状態だ。

お金やモノや人や特定の状況に執着が始まったら苦しみが始まる。

執着とは、「こうじゃなきゃいや」に囚われている心だ。

私自身、これまでの人生を振り返ってみると、

苦悩の元にはいつもこの執着心があったのだということが今ではわかる。

 

 

存在とこの世界の美しさに感動する感性

 

でも、もし人が、自分が生きているのではなく、生かされているのだということが心の奥底で本当にわかったら、

世界はどんな風に見えるだろう?

他の誰でもなく、私という存在が今この星に生きて在ることは奇跡のようなことなのだと思えたら、

生きることの喜びはどんな風に変わってゆくのだろう。

自分の中にすでにある愛や志、知恵や才能、自由や夢を、

存分に表現して生きていいのだと自分に許可を出したら、

人生はどんな色彩に彩どられるだろう。

今自分に関わってくれている人がどれだけの優しさや愛を自分にくれているのかに感謝できたら、

人間関係はどんな風に変わっていくだろう?

この肉体での人生の旅が、明日で終わるとしたら、

この世界と自分の人生は、どんな風に見えるだろう。

日々の暮らしの中のささやかな出来事に幸せを感じ、

平凡な日常が本当は奇跡のようなことであることを悟り、

この世界の美しさに感動する感性を持っていたとしたら、

人生はどんな風に変わってゆくだろう?

 

 

 

いま・ここ・わたし

 

現在も未来も自動的に幸福になる鍵は、

「いま・ここ・わたし」にとどまることだ。

過去を過去にちゃんと置いて来て、

未来の不安ストーリー(妄想)を瞬間瞬間に手放すこと。

私たちの心は「愛」と「怖れ」の間を彷徨うので、

愛を選択し続けること。自由、つながり、循環 、喜びを分かち合うこと。

自分は本当はどう在りたいのか。

本当はどうしたいのか。

その自分の内側にある真実の声に寄り添い、その声を生きること。

そうすると、自分、人、人生、世界の見え方が変わってくるのだ。

自分が変わるというのは、意識が変わってゆくということ。

意識が現実を作り続けているのだから、意識が変われば、

現実、人生、世界は自然と、

自ずと、変わっていくのだ。

未来はいつだって今の写し絵だから。

 

 

私たちはいつも呼ばれている

 

そして、もし自分の見る夢がエゴを超えて、

人と分かち合える喜びや幸福であったり、

社会の豊かさや進化にとって必要なものであれば、

宇宙はちゃんとその夢を叶えてくれるのだと思う。

そして、そういう夢はみんなのいのちが吹き込まれてどんどん大きくなっていく。

宇宙、神が自分に望んでいることを実現すること、それを生きることが、幸福な人生への道。

感性を研ぎ澄ましていれば、その声は感じる。聴こえてくる。

私たちは、いつも、呼ばれているし、導かれているのだ。

彼方からの声に。

 

 

あらゆる体験の尊い一瞬

 

人が求めてやまない幸せというものが、

“今・この瞬間”にしかないのだということが本当にわかれば、

それを感じている時間が、宝物のような時間になる。

その時人は、指の隙間から幸せがこぼれ落ちてしまわないように、

そのかけがえのない体験を抱きしめることができる。

時間とは、あらゆる体験の“尊い一瞬”を、

味わい尽くし、楽しみ、抱きしめるためにあるのかもしれない。

 

 

 


岡部明美公式サイト

 

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http://www.okabeakemi.com

 


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投稿者プロフィール

岡部明美
岡部明美
心理カウンセラー、セラピスト、研修講師、作家、東海ホリスティック医学振興会顧問
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